2012年6月1日

0.5周年

早いもので、昨年末に妙典の片隅で産声をあげた小さな立ち飲み屋も
無事に6ヶ月を迎えることができました。
これも偏に、毎晩ふらっとお立ち寄り下さる皆様のお陰であると
心から感謝する毎日です。本当にいつもありがとうございます。

たった6ヶ月、されど6ヶ月。
気を抜いていれば、あっという間に過ぎていく日数ではありますが
オープン以降、怒涛のような毎日の中、こんな小さな店の中でも
驚くほどの出逢いとドラマがあったような気がします。

「今日、妙典に引っ越してきたんですが
 荷解きに疲れてしまい・・・ちょっと一杯やりたくて」
「実は、今日入籍したんです」
「昨晩、子どもが産まれました!」
「本日付けで定年退職致しまして」
「すっごく気になる人ができたんです!」
「私たち・・・付き合い始めました(照)」

等々、まだまだ数え切れないほどのドラマが存在します。
そして、そのドラマの主人公であるご本人はもちろんのこと
偶然そのタイミングで居合わせた他のお客様までもが
新たな出演者として、そのドラマに参加することになる・・・
これこそが立ち飲み屋の醍醐味ではないかと思うのですよ。

「ようこそ妙典へー!」
「おめでとうございまーす!」
「長い間お疲れ様でしたー!」
「お幸せにーーっ!」

それがたとえ小さなドラマであったとしても、たまたま隣り合った人と
祝杯をあげられれば、喜びは何倍何十倍にもなる。
この半年間、そんな喜びと幸せのお裾分けを
身体の幅ギリギリのカウンターの内側で、たくさん頂きました。
感謝感謝ですホント。。。

また、今宵も小さな祝杯の声が店内に響きますように。

2012年1月30日

こちらは何のお店ですか?

ご来店されたお客様から、たまに訊ねられます。
「ワインが多めの立飲み屋です!」と最近はお答えしていますが
もしも「こちらはどんなお店ですか?」と訊ねられたら
どうお答えしようかしら?と久しぶりに頭を働かせ考えてみました。

結論から言うと、うまく説明できませんでした。(ガッカリ!)
胸の奥底でふつふつと沸き立つ想いはあるものの
それらを上手く言い表す言葉を、僕は持っていませんでした。
そんな中、ある女性の言葉を目にしました。

震災後は「絆」「つながり」という言葉がよく聞かれるようになりましたが、集まろう、って言葉でもいい気がします。関係を永続的に固定することを前提にせず、そこにいる誰かに、あるいは何かに、それぞれに期待して人が集まってくる場所、互いに思いがけない出会いの中で何かを得る場所が、いつも開かれていること・・・(以下略)

「こちらはどんなお店ですか?」そう訊ねられたなら、こう答えよう。
妙典に住む方々にとって、こういう場所になりたいと店主が考えている
そんなお店です、と。

あと店主は他人のふんどしで相撲を取るタイプです、と。

2012年1月1日

あけましておめでとうございます

オープン後、最初にやってきた連休は「年末年始」でした。

実家へ帰省することもなく、ただただ英気を養うため(という名の元)に
食べ、飲み、食い、呑む、毎日です。
怒涛のような忙しさの中で「少し痩せたかも・・・」などと
ほくそ笑んでいたこの1ヶ月が嘘のように
順調に『皮下脂肪』という名のブランド服を身に纏っております。

仕事始めは1月5日。
また、皆様の笑顔(と皮下脂肪)に出逢えるのを楽しみにしております。